かねてから任天堂謹製のスマホゲームとして期待が集まっていたスーパーマリオランが12月16日午前3時(日本時間)に公開されました。
任天堂が12月16日午前3時(日本時間)に公開した、マリオシリーズ初のスマートフォンアプリ「スーパーマリオラン」(iOS版)が話題を集めている。
Twitterなどでその感想を見てみると「つまらん」というネガティブなコメントも見受けられますが、概ね好意的に受け入れられている模様。ゲームとしての「マリオラン」はそれなりに盛り上がっているようです。
マリオラン銘柄と称される任天堂・DeNAもさぞかし盛り上がっているんだろうと思ったら、酷い有様になっていました。
任天堂(7974)
12月16日の終値は前日比-1,170円(-4.24%)の26,405円。任天堂はさんざんな結果に。
株式関係のニュースを見てみると、「マリオラン配信による材料出尽くしで下落」という見方があるようです。しかし、数日前に30,000円を付けたところから下落基調だったわけで、それは若干乱暴な説明のような気もします。
とはいえ、ポケモンGOレベルの爆発的な盛り上がりがマリオランには見られないのは事実で、売りのきっかけになってしまったのかなと思います。
直近6か月の日足チャート
12月16日の1分足チャート
DeNA(2432)
マリオランは任天堂がDeNAと提携して開発したアプリなので、当然、任天堂だけでなくDeNAにも売りが殺到。12月16日の終値は前日比-208円(-6.79%)の2,857円でした。東証1部銘柄で7%近く下げるとは…。暴落と言ってもいいでしょう。
welqをはじめとするキュレーションサイト問題でここしばらく軟調な展開だったので、マリオラン上げを期待するDeNAホルダーも居たことでしょう。ところが、マリオランで逆噴射。ここ半年ではトップクラスの出来高を記録しており、非常にキツい下げとなってしまいました。任天堂よりも下げてるってどういうことだ?
直近6か月の日足チャート
12月16日の1分足チャート
AppBank(6177)
マリオラン関連銘柄(?)で最も面白かったのはAppBankでしょう。
AppBankとマリオラン。実際には何も関係がないのですが、マリオランの配信が発表された時に任天堂・DeNAと同時に値を飛ばしたこともあり、何故かマリオラン関連銘柄として位置づけられるようになってしまいました。
AppBankのビジネスは基本的にコバンザメ商法で、メディア事業についてはスマホゲーム(モンストやパズドラ)に関連するコンテンツが収益の源泉になっています。そのため、マリオランでスマホゲーム界隈が盛り上がってくれればAppBankにとってもプラスだ、という考えは理解できないわけではないですが…。
マリオランとそこまで関係が深くはないのに、なぜかマリオラン関連銘柄に入れられてしまったAppBankも任天堂・DeNA下げの煽りを受けました。12月16日の終値は前日比-76円(-6.87%)の1,030円。
全く意味が分からないのですが、何故か任天堂・DeNAを超える下げを記録しています。収益性の高かったスマホアプリのリワード広告の取り扱いを止めてAppBankのビジネスはガタガタになってしまったとはいえ、今日のこの下げはかわいそうだなぁと感じた次第であります。
直近6か月の日足チャート
12月16日の1分足チャート
おわりに
おんぎゃあああああああ!!
この手のクソ株は触らないようにしているのですが、買ってしまったんですよ。AppBankを。
直近6か月の日足チャートを見ると買いたくなりませんか?上値と下値に線を引っ張ると三角持ち合いに見えるわけで、しかも私が好んで使う200日移動平均線を上回った。マリオランをきっかけに上に行ってくれるのではないかと思っていたのですが、失敗しましたね…。
さて、このクソ株どうしようかなぁ。
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