自作塩化アルミニウム水溶液を使った多汗症対策に関する記事について寄せられた質問とその回答をQ&A形式でまとめてみました。
塩化アルミニウム水溶液使用の際に、参考にしていただければ幸いです。
濃度○○%の塩化アルミニウム水溶液の作り方は?
濃度○○%の塩化アルミニウム水溶液について以下の式が成り立つので、これを利用して分量を計算します。
塩化アルミニウム水溶液中の塩化アルミニウムの重さ/塩化アルミニウム水溶液の重さ=○○%
とは言ったものの、計算するのは面倒だと思うので例を挙げておきます。
- 濃度20%塩化アルミニウム水溶液100gを作るためには、水80gに塩化アルミニウムを20g混ぜる。
- 濃度15%塩化アルミニウム水溶液100gを作るためには、水85gに塩化アルミニウムを15g混ぜる。
- 濃度10%塩化アルミニウム水溶液100gを作るためには、水90gに塩化アルミニウムを10g混ぜる。
水と塩化アルミニウムを混ぜたら発熱したが大丈夫なのか?
溶解熱によるものだと思いますので、問題はありません。
塩化アルミニウムはどのように保管すればよいか?
容器のラベルに記載されている取り扱い注意事項をご覧ください。「密栓して湿気の少ない場所に保管」と記載されています。
塩化ベンザルコニウムを入れる必要は無いのか?
塩化ベンザルコニウムは皮膚の消毒を行うために使われる薬剤ですので、制汗だけが目的ならば入れる必要はありません。ちなみに、塩化ベンザルコニウム水溶液は薬局で購入することができます。
塗布後のかゆみなどの違和感が気になる
塩化アルミニウム水溶液を使用した場合、副作用としてかゆみ・かぶれが起こることが多いです。副作用があまりにひどい場合には、使用を中止して様子を見てください。
毎日使って良いのか?
塩化アルミニウム水溶液の効果がいったん出始めると、その効果は数日間続きます。そのため、効果が出ている間は塩化アルミニウム水溶液の使用を休止して、効果が切れそうになったら(切れたら)再び使用するようにしてください。
塩化アルミニウム水溶液を毎日使っていると、効き目が薄れてくるという報告があります。
顔にも使えるのか?
しんじょう薬局さんのウェブサイトの解説を引用します。
お顔の場合は目の周り以外にご使用が可能ですので、まず狭い範囲にお試しいただき、効果や刺激の強さによっては希釈なさることをお勧めしたいと思います。
注意していただきたいのは、顔面や頭部は温感性発汗が大切な部位ですので、広い範囲に塗布なさると、熱がこもる状態になったり頭痛など自律神経症状が生じる可能性もありますので、一番お困りの部位に限り最小限度の範囲にお使いになることをお願いします。
手足に使ってみたが効果が出ない
塩化アルミニウムが落ちてしまっている可能性があります。塩化アルミニウム水溶液を塗った後、手袋や靴下を装着してみてください。
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