懐かしいのに新しい。アジカンの再録ソルファは必聴だと思う

ASIAN KUNG-FU GENERATION結成20周年を記念に作成された再録「ソルファ」。旧ソルファと対比させながら、それがリリースされた頃のことを思い出しながら聴きました。本当に素晴らしい!

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ソルファはアジカンがこれまでにリリースしたアルバムの中で最も多く売れた一枚です。アジカンの名が多くの人に知られることとなったアルバムだろうと思われます。ところが、ボーカルの後藤氏は「売れたアルバムなんだけど、友達におすすめするような一枚ではない」と旧ソルファを評しており(初回限定版特典DVDより)、その完成度には心残りがあったようです。

新ソルファに収録されている曲については、大きなアレンジは加えずに旧ソルファの粗さが丁寧に整えられています。このように説明すると大した変化は無いように聞こえるかもしれません。しかし、実際に曲を聴いてみるとアルバム全体の雰囲気が大きく変わっていることに気付くでしょう。

最後のトラックが「海岸通り」に変わるだけで、アルバム全体の印象がここまで変わるのか、と。各曲のアレンジも合わさって、しっとりと聴くことができる一枚になっています。旧ソルファとの聴き比べも楽しいです。

粗さ・軽さ・若々しさが特徴だった旧ソルファと音色一つ一つが洗練されて重みが加わった新ソルファ。勢いのある初期の楽曲を好むリスナーも居るとは思いますが、新ソルファは圧倒的に聴きやすくなっています。

また、先ほど少し触れた初回限定版特典のDVD「夕暮れの紅Recording Documentary」がとても興味深い内容になっています。このDVDは、ソルファ再録についてのメンバーインタビューを織り交ぜつつ「夕暮れの紅」再録の過程をまとめたものです。

なかなか見ることができないレコーディング光景が収録されているのは貴重ですし、再録に際してのメンバーの苦労や喜びが垣間見えるのも面白い。メンバーのインタビューではソルファ再録に関する裏話を聴くことができますが、特に気になったのは曲順についてのパート。旧ソルファの最終トラック「ループ&ループ」と新ソルファの最終トラック「海岸通り」の話や「真夜中と真昼の夢」の仮タイトルの話など、とても面白かったです。

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